坂越牡蠣の味の変化
牡蠣は環境の変化によって味も大きく変わってきます。
水温、塩分濃度、餌の種類など、季節や産地によって特有の味や風味が楽しむことができます。
牡蠣は大量の海水を吸い込み、吐き出すことで餌を濾(こ)しとります。
一日に一つの牡蠣が海水を吸い込む量は、
なんと約400L!!
もあるんです!驚きですね。
牡蠣を食べるということは、海を食べること
といっても過言ではありません。
そんな大量の餌を食べ続ける牡蠣が、坂越の海でどんな味に変化していくのか...
販売の始まる11月から、販売が終了する5月まで、5段階の評価とグラフでまとめてみました!
シーズンごとの海の環境によって変わってきますので、そこはご了承いただければと思います。
大きさ | 1 |
クリーミー | 0 |
旨味 | 2 |
濃厚 | 0 |
サッパリ感 | 5 |
甘み | 3 |
11月はまだまだ成長段階であるのと、気温・水温が下がっていないことから、これから感がある。
・ほんのり磯の香りと清々しくさっぱりとした甘みがある。
大きさ | 2 |
クリーミー | 0 |
旨味 | 3 |
濃厚 | 0 |
サッパリ感 | 4 |
甘み | 3 |
12月になると、気温・水温も下がり始め、身に張りが出てくる。グリコーゲンが増え、色、艶がある。
・さっぱりした甘みの中に、牡蠣の旨味が感じられるようになる。
大きさ | 3 |
クリーミー | 1 |
旨味 | 3 |
濃厚 | 1 |
サッパリ感 | 3 |
甘み | 3 |
1月。牡蠣のサイズ感も大きくなり、旨味や濃厚さ・甘みとバランスがよくなり始める。
・旬の始まり。牡蠣本来の旨味、甘みが感じられます。「うまいっ!!」ってなります^^
大きさ | 4 |
クリーミー | 1 |
旨味 | 3 |
濃厚 | 1 |
サッパリ感 | 3 |
甘み | 3 |
2月は1月と比べて大きさが増し、食べ応えがあります。旬の真っ只中‼︎大きい牡蠣をお好みの方はこの時期がおすすめです。
・牡蠣の持つグリコーゲン、旨味、甘みが口一杯に広がり、磯の香りと甘い余韻が感じられます。
大きさ | 4 |
クリーミー | 2 |
旨味 | 4 |
濃厚 | 3 |
サッパリ感 | 1 |
甘み | 3 |
シーズン中に最も身が大きく膨れ上がります。大きさ、濃厚な旨味、甘みがさらに増します。
・グリコーゲンと旨味、甘味がかもし出す深い味わい。産卵期にかけて大きく味の変化をしていきます。
大きさ | 5 |
クリーミー | 4 |
旨味 | 2 |
濃厚 | 4 |
サッパリ感 | 0 |
甘み | 4 |
産卵期を迎える5月にむけて、卵を持ち始めますが、まだまだ個体差があり牡蠣一つ一つに少しずつ味の変化がでてきます。
・濃厚な甘みとクリーミーな味わい。牡蠣本来の旨味というよりかはクリーミーさが感じられます。
大きさ | 5 |
クリーミー | 5 |
旨味 | 1 |
濃厚 | 5 |
サッパリ感 | 0 |
甘み | 5 |
産卵期を迎えて濃厚な甘みとクリーミーさが口いっぱいに広がり、磯の香りが鼻から突き抜けます!!
・クリーミーでねっとりした濃厚な甘みが味覚を支配し、冬の牡蠣の終焉(しゅうえん)を迎えます。
牡蠣の味を感じるのは、人それぞれ。あくまで個人の感想ですが、みなさまの参考に少しでもなればと思います。